上級心理カウンセラーとは？資格保有のメリットや生かし方、取得方法を解説

上級心理カウンセラーとは、日本能力開発推進協会が認定する民間資格です。上級という名称がつきますが、通信で講座・試験を受けられるほか、取得の難易度も極端に高いわけではありません。

本記事では、上級心理カウンセラー資格を取得するメリットや注意点、資格の生かし方などをくわしく解説します。

上級心理カウンセラーとは

上級心理カウンセラーとは、日本能力開発推進協会が認定する民間資格です。これは資格の名称であり、職業ではありません。概要を確認してみましょう。

【上級心理カウンセラーの概要表】

資格を取得することにより、さまざまな心理療法技術と高いカウンセリング能力を証明できます。同団体が認定する「メンタル心理カウンセラー」の上位資格と考えましょう。

上級心理カウンセラー資格のメリット

上級心理カウンセラー資格を取得するメリットは主に以下の3点です。

順番に確認していきましょう。

高度なカウンセリング能力を有すると認められる

この資格を取得することで、さまざまな相談者に対応できる高度なカウンセリング能力を有すると認められます。「メンタル心理カウンセラー」の上級資格にあたるため、ステップアップを目指す方にもおすすめできる資格です。

通信で講座・試験を受けられる

資格取得には、認定講座を修了したうえで資格試験に合格する必要があります。しかし、いずれも通信で修了・受験できる資格なので、働きながら資格取得を目指せることもメリットです。また、認定講座では、現役カウンセラーによる実習、就職・転職サポート、独立開業サポートを受けられる場合もあります。

短期間で取得を目指せる

集中して講座を受講すれば、平均して2ヶ月間で資格取得を目指せます。心理カウンセラーとしてできる限り早く仕事を見つけたいならば、上級心理カウンセラー資格の取得を目指すとよいでしょう。

上級心理カウンセラー資格の注意点

上級心理カウンセラー資格の注意点を2つお伝えします。

メリットと注意点の両方を確認したうえで、自分に合った資格かどうか考えましょう。

履歴書でのアピールポイントになるが、必ず採用されるわけではない

上級心理カウンセラーはれっきとした資格なので、履歴書の資格欄に記載できます。そのため面接官へのアピールポイントにはなりますが、資格を持つからといって必ず採用されるわけではありません。

国家資格ではない

上級心理カウンセラーは民間資格です。そのため、権威性では国家資格と比べて劣ることには注意しましょう。ただし心理職関連の資格は大半が民間資格であり、国家資格は「公認心理師」ひとつだけです。

上級心理カウンセラー資格はどのように生かせる？

上級心理カウンセラー資格の生かし方について解説します。

就職・転職をイメージしながらチェックしましょう。

プロの心理カウンセラーとして就職・転職する

上級心理カウンセラー資格を取得することで、さまざまな相談者に相談できる高度なカウンセリング能力を持つ人材であることが証明されます。アピールすることで、プロの心理カウンセラーとして就職・転職に生かしやすくなるでしょう。

ソーシャルワーカーとして就職・転職する

ソーシャルワーカーとは、医療・介護施設などで勤務しながら、病気や障害などにより生活に問題を抱える人を支える仕事です。メンタル面の不調を抱える患者も存在するため重宝されやすく、より高度な知識と技能を持つソーシャルワーカーとして活躍できる可能性があります。

現在の仕事に知識や技術を生かす

現在の仕事で資格によって得た知識・技術を生かす方法もあります。規模の大きな企業の場合、産業カウンセラーとして社員の相談に乗れる場合があるほか、管理職・人事職に就く人ならば、社員や部下のメンタルケアをしやすくなるでしょう。接客業や保育士、教員も資格の知識を生かしやすい職種です。

独立開業する

資格を生かして独立開業する人もいます。自分のやりたい仕事ができることや、高額な年収を稼ぐチャンスが増えることが独立開業のメリットです。また、電話・メール・オンラインなど対面以外の形でカウンセリングを行う人もおり、働き方は多様化しています。

上級心理カウンセラー資格の取得方法

上級心理カウンセラー資格の取得方法をステップごとに解説します。

上級心理カウンセラー以外のおすすめ資格

上級心理カウンセラー以外のおすすめ資格を3つご紹介します。

それぞれの特徴を把握して、自分に合った資格の取得を目指しましょう。

メンタル士心理カウンセラー®

心理学やカウンセリングに関する知識、技術を持つことを証明するための資格です。

【メンタル心理カウンセラーの概要表】

医療、福祉、教育、産業などの分野で資格を生かせます。当記事で紹介した上級心理カウンセラーの下位資格にあたるため、上級心理カウンセラーの勉強が難しいと感じる場合は、まずこの資格を取得するとよいでしょう。

メンタルケアカウンセラー

メンタルケアに関する基礎的な知識とカウンセリング能力を示すための資格です。

【メンタルケアカウンセラーの概要表】

心理職に関する資格としてはもっとも入門的な資格とされています。そのため就職・転職の武器にすることは困難ですが、心理カウンセラーのキャリアの第一歩として選ぶとよい資格です。

メンタルケア心理士

メンタルケアの専門家として、ジョブ・カードにも資格名を記載できる民間資格です。

【メンタルケア心理士の概要表】

先述したメンタルケアカウンセラーの上位資格です。取得することで面接官の評価を高めやすくなるため、メンタルケアカウンセラーと比べてあらゆる分野への就職・転職確立を上げられます。

まとめ

上級心理カウンセラー資格を取得することで、高度なカウンセリング能力を有すると認められます。通信で講座・試験を受けられるため、社会人の方がキャリアアップのために取得を目指すのもおすすめです。その他の関連資格も確認しながら、自分に合った特徴・レベルの資格を取得しましょう。

実際に心理カウンセラーを目指したい方におすすめの通信講座2選

今回は初心者でも在宅でプロの心理カウンセラーを目指せるおすすめの資格通信講座を二つご紹介します。

①「あなたに最適な資格が13種類から見つかる」諒設計アーキテクトラーニング

心理カウンセラーに関する13種類もの資格取得が可能なため、カウンセリングの方向性が明確な方におすすめの講座です。 例えば、子どもや夫婦・家族を相手にした心理カウンセラー資格など対象者に合わせた資格取得講座から、音楽療法が学べるメンタル心理ミュージックアドバイザーなどのカウンセリング方法が異なる資格講座まで幅広く選択することが可能です。 また、試験免除講座や個別指導も準備されているので忙しい方やしっかり学びたい方でも安心して受講できます。

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②「女性のための資格通信講座」SARA School JAPAN

日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)や日本インストラクター技術協会(JIA)認定校のこちらは、『すべての女性は輝ける』をテーマにした”女性のための資格通信講座”で、 心理カウンセラーを目指す女性におすすめです。 また、心理カウンセラー資格では講座を受講し課題を提出するだけで資格取得が可能というプランもあり、安心して受講できるのも魅力の一つ。 完全在宅のみで最短1か月で2つの心理カウンセラー資格が同時に取得できるため、仕事や家事・育児に忙しい方でも取得しやすい環境になっています。

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