メンタルケア心理士とは|独学でも取得できる?難易度や取得の流れを解説

メンタルケア心理士

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メンタルケアのスペシャリストであることを証明する資格が「メンタルケア心理士」です。初心者が挑戦しやすく、なおかつ一定以上の能力をアピールできるため人気の資格ですが、独学でも取得できるのでしょうか。

資格を取得するまでの流れや難易度、その他のおすすめ資格などの情報もまとめて解説します。

メンタルケア心理士とは

メンタルケア心理士とは、メンタルケア学術学会をはじめとする3つの団体から認定を受けられる資格です。取得することでメンタルケアのスペシャリストであることを証明でき、ジョブ・カードにも資格名を記載することが認められます。まずはメンタルケア心理士の概要からチェックしてみましょう。

【メンタルケア心理士の概要表】

資格名メンタルケア心理士
団体名・メンタルケア学術学会
・生涯学習開発財団
・ヘルスケア産業推進財団
国家・民間民間
受験資格・こころ検定2級に合格すること
・メンタルケア学術学会指定教育機関で教育課程を修了すること、
もしくは認定心理士等の資格を保有していること
難易度普通
費用5,600円
学習時間約4ヶ月間

メンタルケア心理士を取得するためには「こころ検定2級」に合格したうえで、2つの条件のうちいずれか1つを満たさなければなりません。同団体の資格である「メンタルケアカウンセラー」と「メンタルケア心理専門士」の中間にあたる難易度の資格となり、取得することでさまざまな分野に就職・転職しやすくなります。

メンタルケア心理士の資格を取得する流れ

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メンタルケア心理士の資格を取得する流れをご紹介します。

<メンタルケア心理士の資格を取得する流れ>

  1. 通信講座で添削課題を修了する
  2. こころ検定2級に合格する
  3. メンタルケア学術学会に資格申請をする

なお、概要でご紹介したとおり「認定心理士等の資格を取得する」というルートから受験資格を満たす方法もありますが、本記事ではより効率的な「教育課程の修了」ルートから資格取得を目指す方法をご紹介します。合計3つのステップの中身を順番にチェックしていきましょう。

①通信講座で添削課題を修了する

メンタルケア学術学会により指定された教育機関による添削課題を修了します。対応領域は「不安」と「精神疾患予備軍」の2つで、通信講座により学ぶことが可能です。後述する「こころ検定2級」に合格するためにも、まずは添削課題をクリアしながらメンタルケアに関する基礎知識を身につけましょう。

②こころ検定2級に合格する

こころ検定とは、文部科学省の後援を受ける検定であり、4級から1級まで4つのランクにわかれています。メンタルケア心理士の受験資格を得るためには、こころ検定2級に合格しなければなりません。試験の概要をかんたんにご紹介します。

【こころ検定2級の概要】

試験日程年4回
試験内容精神解剖生理学、精神医科学、カウンセリング基本技法
試験時間90分
試験方法CBT試験
試験方式四者択一方式の全40問
合格基準正答率70%以上
受験資格なし
検定料7,700円

CBT試験とは、全国約280会場から好きな会場を選び、会場のコンピュータを操作して受験する試験方法です。問題数は全40問で、70%以上の正答率で合格とみなされます。合否結果はその場で表示され、合格した場合は約1ヶ月後に合格証を受け取れます。

③メンタルケア学術学会に資格申請をする

2つの条件を満たしたあとに、メンタルケア学術学会に資格申請を行いましょう。資格申請後に資格登録料5,600円(税込)を支払うことで、メンタルケア心理士として認められます。

メンタルケア心理士の資格を取得する難易度

資格 難易度

メンタルケア心理士の資格を取得する難易度をご紹介します。

【資格取得の難易度(こころ検定2級)】

難易度★★★
合格率非公開
学習時間約4ヶ月

合格率は公表されていませんが、難易度は5段階中3の普通レベルとされています。なお、合格に必要な学習時間の目安は約4ヶ月です。通信講座を受講する場合、メンタルケア心理士講座の学習範囲とこころ検定2級の試験範囲が一致するため、その他の講座を受講する必要はありません。

メンタルケア心理士の資格取得がおすすめの人

メンタルケア心理士の資格取得をおすすめできるのは、以下に該当する人です。

<メンタルケア心理士の資格取得がおすすめの人>

  • 心理カウンセラーとして就職や転職に役立つ資格を取得したい人
  • 現在の職場で生かせるメンタルケアの知識を習得したい人
  • 自分自身のメンタルケアをするための知識を身につけたい人

同協会が認定している「メンタルケアカウンセラー資格」は、よりかんたんに取得できるものの、単体で就職・転職の武器にすることは困難です。メンタルケア心理士になれば、幅広い分野へ就職・転職できる可能性が上がるため、ステップアップを目指す方に資格取得をおすすめできます。

ただし、その他にも心理カウンセラーに関連する国家資格・民間資格がいくつかあります。それぞれ難易度や目的、取得方法が異なりますから、自分の目的や勉強方法、費用を考慮して受験する資格を選びましょう。次の項目では、おすすめの資格を6つに絞り込んでご紹介します。

心理カウンセラーのおすすめ資格6選

心理カウンセラーのおすすめ資格を紹介する人

心理カウンセラーのおすすめ資格を6つご紹介します。

<心理カウンセラーのおすすめ資格6選>

  • 公認心理師(国家資格)
  • 臨床心理士
  • 認定心理士
  • メンタルケアカウンセラー
  • メンタルケア心理専門士
  • メンタル士心理カウンセラー®

それぞれの資格の特徴を見ていきましょう。

公認心理師(国家資格)

心理カウンセラー関連資格としては、2022年現在で唯一の国家資格です。

【公認心理師の概要表】

資格名公認心理師
団体名厚生労働省
国家・民間国家
受験資格4年制大学、もしくは大学院において必要な科目を履修していることなど
難易度やや高い
費用2万8,700円
学習時間約3ヶ月

公認心理師として認定されることで、心理査定やカウンセリング、そして心の健康に関する教育・情報提供活動などを行えます。やや難易度が高くなりますが、令和4年度の合格率は48.3%です。

臨床心理士

心理査定技法や面接査定の知識・技能にたけていることを証明する民間資格です。

【臨床心理士の概要表】

資格名臨床心理士
団体名日本臨床心理士資格認定協会
国家・民間民間
受験資格指定大学院を修了し、所定の条件を満たすことなど
難易度普通
費用申請書類:1,500円
資格審査料:3万円
学習時間約1~2ヶ月

指定大学院を卒業といったいくつかの条件を満たすことで受験資格を得られます。主に医療や福祉分野で活躍する人が取得する資格ですが、司法領域への就職・転職の武器にする人もいます。

認定心理士

大学・大学院において心理学を学び、基礎学力と技能を身につけていることを証明できる民間資格です。

【認定心理士の概要表】

資格名認定心理士
団体名日本心理学会
国家・民間民間
受験資格4年制大学、もしくは大学院で所定科目を履修し必要単位を取得する
難易度普通
費用審査料:1万1,000円
認定料:3万円
学習時間

資格を取得した人は、主に教育・福祉分野のカンセラーや、産業カウンセラーとして活躍しています。心理学について学んだ実績を証明するための資格となるため、一般的な資格試験のように改めて資格試験を受ける必要がありません。所定の条件を満たし、審査・認定を受けることで資格を取得できます。

メンタルケアカウンセラー

メンタルケアカウンセラーのカウンセリング

本記事で紹介したメンタルケア心理士の下位互換にあたる資格で、取得難易度が大幅に下がります。

【メンタルケアカウンセラーの概要表】

資格名メンタルケアカウンセラー
認定団体・メンタルケア学術学会
・生涯学習開発財団
・ヘルスケア産業推進財団
国家・民間民間
受験資格とくになし
難易度低い
費用5,100円
学習時間約3ヶ月間

必要となる教育課程をクリアして、修了試験に合格するだけで資格取得が可能です。心理カウンセラー関連ではもっとも入門的な資格として位置付けられています。これだけで就職・転職を果たすことは困難ですが、上位資格取得に向けた足掛かりとして取得するとよいでしょう。

メンタルケア心理専門士

本記事で紹介したメンタルケア心理士の上位互換に相当する資格です。

【メンタルケア心理専門士の概要表】

資格名メンタルケア心理専門士
団体名・メンタルケア学術学会
・生涯学習開発財団
・ヘルスケア産業推進財団
国家・民間民間
受験資格・こころ検定1級に合格すること
・メンタルケア心理専門士の教育課程を修了すること、
または臨床心理士の資格を保有していること
難易度やや高い
費用5,600円
学習時間約4~6ヶ月

この資格を取得するためには「こころ検定」の最難関である1級に合格し、必要な教育課程を修了する必要があります。難易度が高くなりますが、民間だけでなく公共機関で活躍するカウンセラーも輩出しているため、より高度な資格が欲しい場合に取得を目指すとよいでしょう。

メンタル士心理カウンセラー®

心理学とカウンセリング両方の知識・技術を持つことを証明できる資格です。

【メンタル士心理カウンセラー®の概要表】

資格名メンタル士心理カウンセラー®
団体名日本能力開発推進協会
国家・民間民間
受験資格・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
難易度普通
費用5,600円
学習時間約2ヶ月間

資格を取得した人の多くが産業カウンセラーとして活躍しています。その他にも医療、福祉、教育などの分野への就職・転職を見込める仕事です。

まとめ

メンタルケア心理士とは、中級程度の難易度で取得できる心理カウンセラー関連資格です。通信講座で添削課題を修了し、こころ検定2級に合格することで資格を取得できます。同団体が管理するメンタルケアカウンセラーの上級資格に該当するため、就職・転職の確率をさらに高められる資格を取得したい人におすすめです。

実際に心理カウンセラーを目指したい方におすすめの通信講座2選

今回は初心者でも在宅でプロの心理カウンセラーを目指せるおすすめの資格通信講座を二つご紹介します。

①「あなたに最適な資格が13種類から見つかる」諒設計アーキテクトラーニング

心理カウンセラーに関する13種類もの資格取得が可能なため、カウンセリングの方向性が明確な方におすすめの講座です。 例えば、子どもや夫婦・家族を相手にした心理カウンセラー資格など対象者に合わせた資格取得講座から、音楽療法が学べるメンタル心理ミュージックアドバイザーなどのカウンセリング方法が異なる資格講座まで幅広く選択することが可能です。 また、試験免除講座や個別指導も準備されているので忙しい方やしっかり学びたい方でも安心して受講できます。

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②「女性のための資格通信講座」SARA School JAPAN

日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)や日本インストラクター技術協会(JIA)認定校のこちらは、『すべての女性は輝ける』をテーマにした”女性のための資格通信講座”で、 心理カウンセラーを目指す女性におすすめです。 また、心理カウンセラー資格では講座を受講し課題を提出するだけで資格取得が可能というプランもあり、安心して受講できるのも魅力の一つ。 完全在宅のみで最短1か月で2つの心理カウンセラー資格が同時に取得できるため、仕事や家事・育児に忙しい方でも取得しやすい環境になっています。

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