専門学校卒業で心理カウンセラーになれる?メリットや注意点、取得できる資格もご紹介

専門学校での心理カウンセラー の授業

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大卒以外の方は心理カウンセラーとして就職できるか不安を抱えているかもしれませんが、結論として専門学校卒業でも心理カウンセラーになることは可能です。本記事では、専門学校卒業で取得できる代表的な民間資格のほか、専門学校卒業で心理カウンセラーになるメリット・デメリットを解説します。

専門学校卒業で心理カウンセラーになれる?

専門学校卒業で心理カウンセラーになることは可能です。心理カウンセラーにとって必要な知識・スキルを学べる専門学校があり、学歴と無関係に取得できる民間取得もあります。専門学校では実務経験も重ねられるため、人によっては大卒よりも高い評価を受けられるかもしれません。

そもそも心理カウンセラーとは?

心理カウンセラーとは、相談者に寄り添いながらカウンセリングを行い、相談者が自ら問題を解決・克服することをサポートする職業です。「心理カウンセラー」という特定の資格はありません。そのため、極論としては誰でも心理カウンセラーを名乗れます。

臨床心理士・公認心理師・認定心理士を目指すなら大学進学が必要

カウンセラーがバインダーでチェックをする様子

専門学校卒業でも心理カウンセラーになれますが、例外的に以下3つの資格を取得するためには大学進学が必要です。

<大学進学が必要な心理カウンセラー資格>

  • 公認心理師
  • 臨床心理士
  • 認定心理士

それぞれの特徴や受験資格について解説します。この3つの資格取得を目指す場合は、まず大学に進学しなければならないため注意しましょう。

公認心理師

公認心理師は、2022年時点で心理職における唯一の国家資格です。

【公認心理師の概要表】

資格名公認心理師
団体名厚生労働省
国家・民間国家
受験資格4年制大学もしくは大学院において必要な科目を履修していることなど
通信のみの取得不可能
難易度やや高い
費用2万8,700円
学習時間の目安約4〜5ヶ月

国家資格を受験するために、まず4年制大学もしくは大学院で必要な科目を履修しなければなりません。いくつかの例外もありますが、5年以上の実務経験や、特別な事情により大卒と同程度の知識・技能を持つ者として認められる必要があります。そのため、未経験からの資格取得はほぼ不可能です。

臨床心理士

臨床心理士は権威性の高い民間資格で、取得には大学院の修了が必須です。

【臨床心理士の概要表】

資格名臨床心理士
団体名日本臨床心理士資格認定協会
国家・民間民間
受験資格指定大学院を修了し、所定の条件を満たすことなど
通信のみの取得不可能
難易度普通
費用申請書類:1,500円
資格審査料:3万円
学習時間の目安約1~2ヶ月

指定大学院(1種・2種)を修了して受験資格を目指し、資格試験に通過するのが資格取得に向けた一般的なルートです。その他には「諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴」「医師免許取得者」も受験資格を満たせますが、いずれも非常にハードルの高い条件といえます。

認定心理士

認定心理士は、大学・大学院において所定科目を履修したことを証明する資格です。

【認定心理士の概要表】

資格名認定心理士
団体名日本心理学会
国家・民間民間
受験資格4年制大学もしくは大学院で所定科目を履修し、必要単位を取得する
通信のみの取得不可能
難易度普通
費用審査料:11,000円
認定料:30,000円
学習時間の目安

認定心理士は、受験資格を満たしたうえで日本心理学会の審査を受け、合格した場合に自動的に交付される資格です。専門学校の卒業だけでは事件資格を満たせないため、認定心理士の資格は取得できません。

専門学校で心理カウンセラーを目指すメリット

メリットデメリットと色鉛筆

専門学校で心理カウンセラーを目指すメリットは主に3つあります。

<専門学校で心理カウンセラーを目指すメリット>

  1. 大学進学ほど費用がかからない
  2. 最短2年で卒業できる
  3. 実務で役立つスキルが身につく

わかりやすく解説しましょう。

①大学進学ほど費用がかからない

大学に進学する場合、4年間で300~400万円程度の授業料がかかります。専門学校は目安として120~150万円の学費に収まる可能性が高く、大学進学と比べて2分の1程度の費用で卒業が可能です。

②最短2年で卒業できる

多くの専門学校が2年制を採用しています。大卒と比べて2年早く就職できることも専門学校で心理カウンセラーを目指すメリットです。大学を卒業する場合は4年、大学院を卒業する場合はさらに2年は勉強を続けなければなりません。

③実務で役立つスキルが身につく

大学や大学院は座学が中心ですが、専門学校では座学に加えて実務経験も重ねられます。実務で役立つスキルを在学中から身につけられるため、操業時には即戦力として評価される可能性が高いでしょう。

専門学校で心理カウンセラーを目指す際の注意点

専門学校で心理カウンセラーを目指す際の注意点を2つご紹介します。

<専門学校で心理カウンセラーを目指す際の注意点>

  1. 進路変更がしにくい
  2. 公認心理師・臨床心理士の資格は取得できない

デメリットも把握したうえで進路を決定しましょう。

①進路変更がしにくい

専門学校では専門性の高い勉強を行い、卒業後の進路も専攻したジャンルに関連する職業が中心です。大学や大学院のように、自由度の高い就職活動を行うことはできません。

②公認心理師・臨床心理士の資格は取得できない

先述したように、公認心理師・臨床心理士など一部の資格を取得するためには、大卒もしくは院卒でなければなりません。この2つの資格取得を目指す場合、専門学校に入学するとむしろ遠回りになりますから、進路選択の際は注意しましょう。

専門学校卒業後に取得できる心理カウンセラーの民間資格

資格の勉強をする男性

専門学校卒業後に取得できる心理カウンセラー関連の民間資格としては、以下の4種類がとくに取得をおすすめできます。

<専門学校卒業後に取得できる心理カウンセラーの民間資格>

  • メンタル士心理カウンセラー®
  • メンタル心理カウンセラー
  • メンタルケア心理士
  • メンタルケアカウンセラー

資格ごとの特徴を、受験資格を中心にしながら解説します。

メンタル士心理カウンセラー®

心理学に加えてカウンセリングに関する知識と技能を学び、医療・福祉分野や産業カウンセラーとして生かせる資格です。

【メンタル士心理カウンセラー®の概要表】

資格名メンタル士心理カウンセラー®
団体名日本能力開発推進協会
国家・民間民間
受験資格・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
通信のみの取得可能
難易度普通
費用5,600円
学習時間の目安約2ヶ月間

日本能力開発推進協会によって認定されたカリキュラムを受けることが受験資格取得の条件です。専門学校や通信講座にも指定カリキュラムがあり、自宅から勉強を進めることもできます。カリキュラム修了後は資格試験を受験し、全体で70%以上の正答率を出すことが合格の条件です。

メンタル心理カウンセラー

心理カウンセリングに関する基礎知識をマスターしていることを証明するために取得する民間資格です。

【メンタル心理カウンセラーの概要表】

資格名メンタル心理カウンセラー
認定団体日本能力開発推進協会
国家・民間民間
受験資格・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
通信のみの取得可能
難易度低い
費用受験料:5,600円
学習時間の目安約2ヶ月間

日本能力開発推進協会が認定したカリキュラムを修了し、その後の資格試験に合格すると資格を取得できます。認定教育機関には専門学校のほか通信講座のスクールも含まれており、在宅で学び、在宅で受験することも可能です。難易度が低く、最初の目標にする資格としてもおすすめできます。

メンタルケア心理士

カウンセリングの様子

後述するメンタルケアカウンセラーよりも権威性の高い資格です。

【メンタルケア心理士の概要表】

資格名メンタルケア心理士
団体名・メンタルケア学術学会
・生涯学習開発財団
・ヘルスケア産業推進財団
国家・民間民間
受験資格・こころ検定2級に合格すること
・メンタルケア学術学会指定教育機関で教育課程を修了すること
もしくは
・認定心理士等の資格を保有していること
通信のみの取得可能
難易度普通
費用5,600円
学習時間の目安約4ヶ月間

受験資格を満たすためには、まず「こころ試験2級」に合格しなければなりません。さらに、メンタルケア学術協会によって認められた専門学校などで教育課程を修了する必要があります。例外的に「認定心理士」などの資格を取得している場合は、教育課程未修了でも受験資格をクリアできる場合があります。

メンタルケアカウンセラー

メンタルケア心理士よりもグレードの低い資格ですが、自分自身のスキルアップ、もしくは家族や友人との接し方を向上させるために生かすこともできる資格です。

【メンタルケアカウンセラーの概要表】

資格名メンタルケアカウンセラー
認定団体・メンタルケア学術学会
・生涯学習開発財団
・ヘルスケア産業推進財団
国家・民間民間
受験資格とくになし
通信のみの取得可能
難易度低い
費用5,100円
学習時間の目安約3ヶ月間

その他の資格とは異なり、受験資格そのものが設定されていません。テキストを通じて学習し、確認レポートの提出・修了テストの受験で一定の成績を残すと資格を取得できます。先述した「こころ検定」の受験に向けた基盤作りができる資格です。

まとめ

専門学校卒業で心理カウンセラーになることは可能です。また、就職・転職に有利な資格の取得もできます。大学進学ほど費用がかからないこと、最短2年で卒業できること、実務で役立つスキルが身につくことなど、専門学校ならではのメリットもあるため、進路選びの選択肢としておすすめできます。

実際に心理カウンセラーを目指したい方におすすめの通信講座2選

今回は初心者でも在宅でプロの心理カウンセラーを目指せるおすすめの資格通信講座を二つご紹介します。

①「あなたに最適な資格が13種類から見つかる」諒設計アーキテクトラーニング

心理カウンセラーに関する13種類もの資格取得が可能なため、カウンセリングの方向性が明確な方におすすめの講座です。 例えば、子どもや夫婦・家族を相手にした心理カウンセラー資格など対象者に合わせた資格取得講座から、音楽療法が学べるメンタル心理ミュージックアドバイザーなどのカウンセリング方法が異なる資格講座まで幅広く選択することが可能です。 また、試験免除講座や個別指導も準備されているので忙しい方やしっかり学びたい方でも安心して受講できます。

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②「女性のための資格通信講座」SARA School JAPAN

日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)や日本インストラクター技術協会(JIA)認定校のこちらは、『すべての女性は輝ける』をテーマにした”女性のための資格通信講座”で、 心理カウンセラーを目指す女性におすすめです。 また、心理カウンセラー資格では講座を受講し課題を提出するだけで資格取得が可能というプランもあり、安心して受講できるのも魅力の一つ。 完全在宅のみで最短1か月で2つの心理カウンセラー資格が同時に取得できるため、仕事や家事・育児に忙しい方でも取得しやすい環境になっています。

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