心理カウンセラーの民間資格にはどんな種類がある?おすすめ15選をご紹介

心理カウンセラー 民間資格

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心理カウンセラーになるために資格は必須ではありませんが、就職・転職を有利にするためには民間資格が事実上必須です。それでは、心理カウンセラーが取得すると便利な民間資格にはどんな種類があるのでしょうか。独学で取得できる資格も含めて、合計15種類の詳細をご紹介します。

心理カウンセラーになるために「絶対必要な資格」はない

心理カウンセラー関連資格には国家資格(公認心理師)と多くの民間資格があります。いずれの資格も必須ではなく、無資格でも心理カウンセラーを名乗ることは可能です。

しかし、職業によっては特定の資格が採用の条件となることもあります。採用条件に含まれなくても、完全な未経験では心理カウンセラーとしての素質を見込まれることがないため、心理カウンセラーとして就職・転職したい場合は資格を取得しましょう。

心理カウンセラーの民間資格を取得する5つの方法

資格セミナーを受ける人たち

心理カウンセラーの民間資格を取得する方法は、大きく5つのパターンにわかれます。

<心理カウンセラーの民間資格を取得する5つの方法>

  1. 通信講座を受講する
  2. スクールに通う
  3. 大学・大学院に入学する
  4. 短期大学や専門学校に入学する
  5. 独学する

それぞれの特徴を、資格を取得するまでの流れとあわせて解説しましょう。

①通信講座を受講する

社会人の方におすすめできるのは、通信講座を受講して資格を取得する方法です。スクールや大学に通う必要がなく、資格試験を在宅で受けられるものもあります。受講料も数万円が相場ですから、時間的・金銭的にリーズナブルな方法を選びたい方は、通信講座を受講して資格取得を目指しましょう。

<資格取得の主な手順>

  1. 取得したい資格の認定講座を受講する
  2. カリキュラムを修了する
  3. 資格試験を受けて合格すると資格を取得できる

②スクールに通う

通学制のスクールに通って資格取得を目指す方法です。授業時間によっては社会人の方が参加するのは困難ですが、対面式の授業を希望する方にはおすすめできます。ただし、受講料は通信制と比べて高めに設定される傾向にあります。

<資格取得の主な手順>

  1. 希望する資格取得を目指せるスクールを見つける
  2. スクールに通いながら知識を付ける
  3. 資格試験を受けて合格すると資格を取得できる

③大学・大学院に入学する

大学や大学院に入学して、心理学などを専攻する方法です。時間をかけて専門知識を習得できるほか、心理カウンセラー以外で就職する選択肢を残せることがメリットといえます。就職率を高めるために有効な方法ですが、目安として300万円前後の学費が必要です。

<資格取得の主な手順>

  1. 心理学科などを設置する大学や大学院を受験する
  2. 必要となる科目を履修する
  3. 資格試験を受けて合格すると資格を取得できる

④短期大学や専門学校に入学する

短期大学や専門学校に入学して資格取得を目指す手もあります。メリットは、大学・大学院と比べて短期間で卒業できることです。専門学校の場合は座学に加えて実習も受けられるため、即戦力として評価される可能性もあるでしょう。

<資格取得の主な手順>

  1. 心理カウンセラーに関連する学部を持つ短期大学もしくは専門学校に入学する
  2. 専門科目を履修して知識を得る
  3. 資格試験を受けて合格すると資格を取得できる

⑤独学する

受験資格が設けられていない以下の民間資格は、独学でも取得が可能です。

<独学で取得できる代表的な民間資格>

  • ケアストレスカウンセラー
  • メンタルヘルス・マネジメント検定

独学の方法としてよく用いられているのは以下の3つです。

<独学の方法>

  • 本や参考書で学習する
  • セミナーや講習会に参加する
  • 関連する仕事に就いて実務経験を積む

マイペースで学習できることや、コストを最小限に抑えられること、働きながら受験資格を満たせることなどが独学で資格を取得するメリットです。

大学・大学院などを卒業して取得できる心理カウンセラーの民間資格

大学・大学院卒の人だけが取得できる心理カウンセラーの民間資格は以下の3つです。

<大学・大学院などを卒業して取得できる心理カウンセラーの民間資格>

  • 臨床心理士
  • 認定心理士
  • 学校心理士

資格の概要をくわしく見ていきましょう。

臨床心理士

重症例の相談者に対しても効果的なカウンセリングができる実力を持つ者として認められやすい資格です。

【臨床心理士の概要表】

認定団体日本臨床心理士資格認定協会
独学不可能
取得方法指定大学院を修了し、所定の条件を満たすことなど
学習時間の目安1~2ヶ月程度
更新の有無5年ごとに必要
資格が生かせる場所医療、教育、福祉、一般企業、司法など

豊富な知識を生かし、高度なカウンセリングができる心理カウンセラーとして評価されやすい、権威性の高い資格です。したがって多くの業種から需要が高く、医療・教育・福祉・司法など、専門性の高い職場への就職も見込めます。

認定心理士

大学もしくは大学院において、心理学など専門的な学問を修了した人物であることを証明する資格です。

【認定心理士の概要表】

認定団体日本心理学会
独学不可能
取得方法4年制大学もしくは大学院で所定科目を履修し、必要単位を取得する
学習時間の目安
更新の有無なし
資格が生かせる場所教育、福祉、産業など

主に教育機関や福祉施設への就職を見込めるほか、産業カウンセラーとして活動する有資格者もいます。条件を満たす人物なら、日本心理学会に申請するだけで資格が与えられるため、改めて受験する必要はありません。

学校心理士

生徒、保護者、教職員といった学校に関連する人物の心理的支援を行える能力を示せる資格です。

【学校心理士の概要】

認定団体日本学校心理士会
独学不可能
取得方法大学院修了かつ5年以上の実務経験など
学習時間の目安約1~2ヶ月
更新の有無5年ごとに必要
資格が生かせる場所教育

学校心理士の資格を持つ人は、主に「スクールカウンセラー」という肩書を持って教育機関で働きます。スクールカウンセラーの配置は義務化されているため、高い需要を見込めるでしょう。

通信講座で取得できる心理カウンセラーの民間資格

民間資格をチェックする女性

通信講座で取得できる心理カウンセラーの民間資格として、とくにおすすめできるのは以下の10種類です。

<通信講座で取得できる心理カウンセラーの民間資格>

  • メンタル士心理カウンセラー®
  • メンタルケアカウンセラー
  • メンタル心理カウンセラー
  • 認定心理カウンセラー
  • 上級心理カウンセラー
  • プロフェッショナル心理カウンセラー
  • 行動心理士
  • チャイルドカウンセラー
  • 産業カウンセラー
  • 家族療法カウンセラー

それぞれの概要を見ていきましょう。

メンタル士心理カウンセラー®

ストレス学を中心とする、心理学全般の知識を持つことをアピールできる資格です。

【メンタル士心理カウンセラー®の概要表】

認定団体日本メディカル心理セラピー協会
独学可能
取得方法試験において70%以上の評価を獲得する
学習時間の目安約2ヶ月間
更新の有無なし
資格が生かせる場所医療、教育、福祉、一般企業など

現代社会においてストレスは付き物です。メンタル士心理カウンセラー®はストレス対策の専門家としての働きを期待されるため、医療現場などからの需要も見込めます。

メンタルケアカウンセラー

次に紹介するメンタル心理カウンセラーの入門版として知られている資格です。

【メンタルケアカウンセラーの概要表】

認定団体・メンタルケア学術学会
・生涯学習開発財団
・ヘルスケア産業推進財団
独学不可能
取得方法・メンタルケア学術学会指定の講座を修了すること
学習期間の目安約3ヶ月間
更新の有無なし
資格が生かせる場所一般企業など

通信講座で修了試験に合格すると取得できる資格です。権威性が低く、これだけで就職を果たすことは困難ですが、心理学の基礎を習得していることを示せるため、一般企業に就職する際の武器になる場合があります。

メンタル心理カウンセラー

心理カウンセリングに関する基礎を一定以上のレベルで習得していることを示せる資格です。

【メンタル心理カウンセラーの概要表】

認定団体日本能力開発推進協会
独学不可能
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
学習時間の目安約2ヶ月間
通信のみの取得可能
更新の有無なし
資格が生かせる場所医療、教育、福祉、一般企業など

技能審査の対象として「カウンセリング能力に関する職業能力」も含まれるため、有資格者は高いカウンセリング能力を持ち合わせることを証明できます。有能なカウンセラーが多くの業種で活躍しており、就職先はさまざまです。

認定心理カウンセラー

カウンセラーによるカウンセリング

心理カウンセラーとして必要な知識・技術を持つことを証明する資格です。

【認定心理カウンセラーの概要表】

認定団体日本カウンセリング普及協会
独学不可能
取得方法・日本総合カウンセリングによる心理カウンセラー養成講座を修了、
もしくは大学の心理学部もしくはそれに準ずる学科を卒業すること
※2級の場合
学習時間の目安約2~3ヶ月
更新の有無なし
資格が生かせる場所医療、福祉、教育、産業、一般企業、司法など

全40回の養成講座の修了と、筆記・実技試験への合格が求められます。あらゆる知識にたけていなければ合格を見込めないため、司法領域など専門性の高い分野でも活躍する有資格者がいることが特徴です。

上級心理カウンセラー

先述したメンタル心理カウンセラーの上位互換に該当する資格です。

【上級心理カウンセラーの概要表】

認定団体日本能力開発推進協会
独学不可能
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
学習時間の目安約2ヶ月間
更新の有無なし
資格が生かせる場所医療、福祉、教育、産業、一般企業、司法など

メンタル心理カウンセラーに求められる知識に加えて、心理療法やカウンセリング運営の能力も必要とされます。そのためあらゆる業種から需要があり、就職先の候補も広がるでしょう。

プロフェッショナル心理カウンセラー

全国心理業連合会が認定する資格で、とくに「上級」は国家資格相当とみなされています。

【プロフェッショナル心理カウンセラーの概要表】

認定団体全国心理業連合会
独学不可能
取得方法・認定教育機関で履修プログラムを修了する
・全心連による資格試験に合格する
学習時間の目安約3ヶ月間
※一般の場合
更新の有無なし
資格が生かせる場所医療、福祉、教育、産業、一般企業、司法など

社会経験を重視した資格であることが、その他の民間資格との違いです。即戦力として認められる人材が多いため、こちらもあらゆる業種への就職を見込めます。

行動心理士

行動心理学にたけ、人間の思考傾向を理解していることを証明する資格です。

【行動心理士の概要表】

認定団体日本能力開発推進協会
独学不可能
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
学習時間の目安約4ヶ月
更新の有無なし
資格が生かせる場所福祉、教育、一般企業、司法、研究など

行動心理学基礎理論などの知識がなければ資格を取得できません。行動心理学は研究対象となることもあり、大学の教職員として採用される可能性もあります。

チャイルドカウンセラー

高度なレベルで児童に接する能力を証明する資格です。

【チャイルドカウンセラーの概要表】

認定団体日本能力開発推進協会
独学不可能
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
学習時間の目安約4ヶ月間
更新の有無なし
資格が生かせる場所医療、福祉、教育

不登校や校内暴力など、問題行動を起こした子どものケアにあたる仕事です。教育現場が就職先の中心ですが、医療・福祉などの業種でも採用されることがあります。

産業カウンセラー

働く人が抱える問題の解消にあたる能力を証明する資格です。

【産業カウンセラーの概要表】

認定団体日本産業カウンセラー協会
独学不可能
取得方法・協会が実施する養成講座を修了すること、
もしくは
・大学院等で心理学を学んでいること
または
・4年制大学の卒業者であり、指定単位を取得していること
学習時間の目安約1ヶ月間
更新の有無5年ごとに必要
資格が生かせる場所一般企業

就職先は一般企業が中心で、社内の相談室などに勤務します。リストラの対象になった社員のメンタルケアやキャリア形成に関わったり、ストレスによるメンタルヘルス対策を行ったりといったものが主な業務内容です。

家族療法カウンセラー

主に子どものメンタルケアを行いますが、その家族に対するカウンセリングも行う「家族療法」の知識にたけていることを証明する資格です。

【家族療法カウンセラーの概要表】

認定団体日本能力開発推進協会
独学不可能
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
学習時間の目安約4ヶ月間
更新の有無なし
資格が生かせる場所福祉、教育など

アドラー心理学をはじめとする専門的な知識が求められます。児童相談所を含む福祉施設や、小中学校などの教育現場で勤務し、トラブルを起こした子どもやその家族のケアにあたります。

独学で取得できる心理カウンセラーの民間資格

心理カウンセラーの民間資格

独学で取得できる心理カウンセラーの民間資格で、おすすめできる資格は以下の2つです。

<独学で取得できる心理カウンセラーの民間資格>

  • ケアストレスカウンセラー
  • メンタルヘルスマネジメント検定

概要をくわしく見ていきましょう。

ケアストレスカウンセラー

ストレスを緩和させるメンタルケアを得意とすることを証明する資格です。

【ケアストレスカウンセラーの概要表】

認定団体職業技能振興会
独学可能
取得方法・18歳以上であること
・公式テキスト内+一般常識問題で正答率70%以上を出すこと
学習時間の目安約3~4ヶ月
更新の有無なし
資格が生かせる場所福祉、一般企業など

青少年ケアストレスカウンセラー、高齢者ケアストレスカウンセラー、企業中間管理職ケアストレスカウンセラーのテキストを使って学習します。18歳以上なら誰でも受験できるため、気軽に資格を取得したい人におすすめです。

メンタルヘルス・マネジメント検定

働く人たちの心の健康と、活力ある職場づくりを実現させられる能力を示す資格です。

【メンタルヘルス・マネジメント検定の概要表】

認定団体大阪商工会議所
独学可能
取得方法選択問題を受験して70点以上の得点を出すこと
※2種、3種の場合
学習時間の目安約1~2ヶ月
更新の有無なし
資格が生かせる場所一般企業

主に一般企業の相談室などに勤務し、社員のメンタルケアを行います。1種から3種までにわかれており、1種は一般社員、2種は管理職、3種は人事労務管理スタッフ・経営幹部を対象とした資格です。

まとめ

心理カウンセラーが取得すると有利な民間資格は多くあります。取得ルートも通信講座の受講から独学まで幅広いため、会社員の方が働きながら資格を取得することも可能です。この記事で紹介した15種類の資格を中心に、自分に合った資格を見つけてみましょう。

実際に心理カウンセラーを目指したい方におすすめの通信講座2選

今回は初心者でも在宅でプロの心理カウンセラーを目指せるおすすめの資格通信講座を二つご紹介します。

①「あなたに最適な資格が13種類から見つかる」諒設計アーキテクトラーニング

心理カウンセラーに関する13種類もの資格取得が可能なため、カウンセリングの方向性が明確な方におすすめの講座です。 例えば、子どもや夫婦・家族を相手にした心理カウンセラー資格など対象者に合わせた資格取得講座から、音楽療法が学べるメンタル心理ミュージックアドバイザーなどのカウンセリング方法が異なる資格講座まで幅広く選択することが可能です。 また、試験免除講座や個別指導も準備されているので忙しい方やしっかり学びたい方でも安心して受講できます。

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②「女性のための資格通信講座」SARA School JAPAN

日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)や日本インストラクター技術協会(JIA)認定校のこちらは、『すべての女性は輝ける』をテーマにした”女性のための資格通信講座”で、 心理カウンセラーを目指す女性におすすめです。 また、心理カウンセラー資格では講座を受講し課題を提出するだけで資格取得が可能というプランもあり、安心して受講できるのも魅力の一つ。 完全在宅のみで最短1か月で2つの心理カウンセラー資格が同時に取得できるため、仕事や家事・育児に忙しい方でも取得しやすい環境になっています。

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