メンタル心理カウンセラー資格の取り方・難易度は?認定講座での学習や独学について解説

メンタル心理カウンセラー 資格

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心理カウンセラー向けの民間資格のなかで、入門用として取得する人が多いのが「メンタル心理カウンセラー資格」です。

本記事では、当資格の取り方・流れや資格講座・資格試験の内容、そして難易度などについて解説します。関連するその他のおすすめ資格もあわせて確認しておきましょう。

メンタル心理カウンセラー資格とは

メンタル心理カウンセラー資格とは、心理カウンセラー向けの民間資格のひとつです。入門用として取得する人が多い資格であり、これを足掛かりにして上級資格の取得を目指す人も多くいます。受験料も安価なため、最初に取得する資格として選んでもよいでしょう。

メンタル心理カウンセラーの概要を表にまとめます。

【メンタル心理カウンセラーの概要表】

認定団体日本能力開発推進協会
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
試験日程随時
試験場所在宅
費用受験料:5,600円
認定講座受講料:3万8,600円
学習時間の目安約2ヶ月間
更新の有無なし

一般的な資格試験とは異なり、受験資格を得たあとはいつでも受験できます。また、在宅受験ができるため、気軽に受験できることもメリットです。くわしくは後述しますが、試験の難易度は比較的やさしいものの「カリキュラムを修了すること」といった条件がつくため、独学で試験に臨むことはできません。

メンタル心理カウンセラー資格の取り方・流れ

資格講座セミナー

メンタル心理カウンセラー資格の取り方を解説します。受験資格の取得から認定証の受け取りまでの流れは次のとおりです。

<メンタル心理カウンセラー資格の取り方・流れ>

  1. 認定講座を受ける
  2. 修了後「検定試験申込」を行う
  3. 自宅で試験を受ける
  4. 合否結果が届く

それぞれをわかりやすく解説するので、受験前に確認しておきましょう。

①認定講座を受ける

メンタル心理カウンセラー資格を受験するためには、認定講座における全カリキュラムの修了が必須です。まずは認定講座を受けて、心理カウンセラーとして必要な知識を深めましょう。なお、認定講座における履修内容(学習範囲)は以下のとおりです。

<カリキュラムの履修内容>

  • カウンセリングに関する基礎知識
  • クライエントに関する基礎知識
  • 心理学に関する基礎知識
  • 精神医学の基礎知識

くわしくは『メンタル心理カウンセラー資格講座の内容』でお伝えします。

②修了後「検定試験申込」を行う

認定試験修了後は、日本能力開発推進協会のホームページから「検定試験申込」を行いましょう。申し込み画面に必要事項を入力したうえで、認定校の教材に同封されている振込用紙にて、受験料の5,600円(税込)を振り込みます。そのまま協会側の確認をしばらく待ちましょう。

なお、受験料の振込先は以下のうちいずれかです。

ゆうちょ銀行から振込の場合・ゆうちょ銀行
記号番号:01320-6-1091165
加入者名:一般財団法人日本能力開発推進協会
ゆうちょ銀行以外から振込の場合・ゆうちょ銀行 一三九(139)
支店当座:0109165
加入者名:一般財団法人日本能力開発推進協会
もしくは
・広島銀行緑井支店
種別:普通
口座番号:3269212
名義:一般財団法人日本能力開発推進協会

③自宅で試験を受ける

自宅で資格試験を受ける様子

協会の確認が完了すると、試験問題が発送されていきます。これをもとにして自宅で資格試験を受験してください。出題される範囲は、先述した【カリキュラムの履修内容】と同じです。合否判定は得点率70%以上が合格ラインに設定されており、すべての問題に正答する必要はありません。

④合否結果が届く

合否結果は受験の約1ヶ月後に送付されます。合格できた場合は資格証が交付され、これは特定の期間が経過したあとに失効することがありません。更新不要で資格を保持し続けられるため、一生ものの資格として就職や転職、そして独立開業時の武器として生かすことができます。

メンタル心理カウンセラー資格講座の内容

資格講座を受ける様子

メンタル心理カウンセラー資格講座の内容をくわしくお伝えします。「資格のキャリカレ」における「メンタル心理カウンセラー資格取得講座」を受講した場合のカリキュラムは以下のとおりです。

【メンタル心理カウンセラー資格講座の内容】

テーマ詳細
心理学の世界を知る自己ストレスチェック
心理学の歴史
社会心理学理論
学習心理学理論
発達心理学理論
カウンセリングを知るカウンセリングとは
カウンセラーが守るべき理論
インテーク面接
来談者中心療法
ロジャーズ理論
積極的傾聴
カウンセリングルールを身につけるカウンセラーが守るべき領域
カウンセリングの時間
プライベートと仕事の枠
話しやすい環境を作る対応方法
信頼関係を結び直す対応法
開業方法を学ぶ開業までの流れ
カウンセラーの開業スタイル
コンセプトの作り方
カウンセリング料金を決める
収支計画を作成する

キャリカレでは、テキストと実践DVDを使いながら上記4つのテーマを学べます。また、自分自身がカウンセラー役になる「無料カウンセリング実習」の受講も可能です。勉強についていけなくなった場合は、専属サポーターによる700日間の長期学習サポートが付帯するため、これを使って理解を深めましょう。

メンタル心理カウンセラー資格試験の内容

資格勉強の資料とノート

メンタル心理カウンセラー資格試験の内容について、重要な3つの項目をピックアップして解説します。

<メンタル心理カウンセラー資格試験の内容>

  • 試験日程
  • 試験内容
  • 合格点

それぞれを順番にくわしく確認しておきましょう。

試験日程

メンタル心理カウンセラー資格の試験日程は不定期です。一般的な資格試験の場合「1年に1回」「半年に1回」など、決められた時間・決められた会場で受験をすることが一般的ですが、当資格ではそのような試験を行いません。受験資格を保有している方ならば、いつでも在宅で受験できます。

試験の申し込み方法は先述したとおりで、日本能力開発推進協会のホームページから申し込み手続きを進めて受講料を支払うだけで構いません。仮に不合格になったとしても、受験料を支払えば繰り返し受験できるため、諦めずに再チャレンジしましょう。

試験内容

試験内容は以下の4つです。

<心理カウンセラー資格の試験内容>

  • 心理学に関する基礎知識
  • カウンセリングに関する基礎知識
  • カウンセリング能力に関する職業能力

回答形式は主に筆記で、講座で使用したテキストを見ながら受験できます。資格試験の趣旨は知識と実践力が身についているかを問うものであるため、丸暗記は不要です。一般的な試験を苦手にしている人も安心して受験に参加しましょう。

合格点

出題された問題の正答率が70%を超えた場合に合格とみなされます。満点を取る必要がなく、先述したようにテキストを見ながら受験できるため、資格試験そのものの難易度は低めです。

ただし、合格点は一般には公開されていません。また、合格率に関しても非公開です。何点以上獲得できていれば合格になるのかは、受験結果が知らされるまでわからないため注意しましょう。

メンタル心理カウンセラー資格試験の難易度

資格試験の難易度

結論として、メンタル心理カウンセラー資格試験の難易度は低めです。これまでに解説してきたとおり、受験中はテキストを見ることができますし、在宅で受験できるため時間制限もありません。また、70%以上の問題に正答すれば合格とみなされるため、完璧な回答ができなくても資格が与えられています。

資格の難易度が低い理由は主に以下の2点です。

<メンタル心理カウンセラー資格試験の難易度が低い理由>

  • 理解度を高めるために行われている試験であるため
  • スキルアップを目的に行われている試験であるため

この試験は、受験者を落とすために行われているものではありません。実施目的は「理解度の向上」と「スキルアップ」にあると考えられます。そもそも、この資格は国家資格ではなく民間資格です。民間資格は日常や職場で活用できるスキルの習得のために行われるため、多くの受験者を落とす必要がありません。

メンタル心理カウンセラー資格は独学でも取得できる?

メンタル心理カウンセラー資格は比較的簡単に取得できる資格です。難易度が低い資格試験の場合、独学でも資格を取得できそうに感じます。しかしメンタル心理カウンセラー資格を独学で取得することはできません。

これは、受験資格のひとつに「認定講座の受講」が含まれているためです。市販のテキストを読んだり、インターネット上の情報から学んだりするだけでは、受験資格を得ることができません。大前提として認定講座を受講する必要があることから、この資格は独学で取得できないのです。

メンタル心理カウンセラー資格以外のおすすめ3選

メンタル心理カウンセラー資格おすすめをメモする女性

メンタル心理カウンセラー資格以外の関連資格としては、以下の3つの取得をおすすめできます。

<メンタル心理カウンセラー資格以外のおすすめ3選>

  • メンタル士心理カウンセラー®
  • メンタルケア心理士
  • メンタルケアカウンセラー

試験の特徴を確認していきましょう。

メンタル士心理カウンセラー®

心理学の基礎知識のほか、ストレスにより引き起こされる症状と、その症状への対処法をマスターしていることを示せる民間資格です。

【メンタル士心理カウンセラー®の概要表】

認定団体日本メディカル心理セラピー協会
独学可能
取得方法試験において70%以上の評価を獲得する
費用1万円
学習時間の目安約2ヶ月間
更新の有無なし

ストレスへの対処法に特化した知識を吸収できることがメンタル士心理カウンセラー®資格の特徴です。ストレスはあらゆる業種に従事する人物にとって避けられないため、活躍できる場は医療機関から介護施設、学校などさまざまです。

<メンタル士心理カウンセラー®資格の取得方法>

  • インターネット上で試験に申し込み、在宅受験を行う
  • 70%以上の評価を獲得すると資格を取得できる

メンタルケア心理士

メンタルケアに関する専門知識を持ち、カウンセラーとして活動できる能力を備えていることを証明する民間資格です。

【メンタルケア心理士の概要表】

認定団体・メンタルケア学術学会
・生涯学習開発財団
・ヘルスケア産業推進財団
独学不可能
取得方法・こころ検定2級に合格すること
・メンタルケア学術学会指定教育機関で教育課程を修了すること、
もしくは認定心理士等の資格を保有していること
費用5,600円
学習時間の目安約4ヶ月間
更新の有無なし

後述する「メンタルケアカウンセラー」と比べるとやや難易度が上がります。高度な知識と技能を有する人に与えられる資格なので、医療機関や教育現場、福祉施設などで資格を生かすことが可能です。また、3つの認定団体により交付されることも特徴といえます。

<メンタルケア心理士資格の取得方法>

  • メンタルケア学術学会指定教育機関で教育課程を修了する
  • こころ検定2級に合格する
  • 上記2つの条件を満たすことで自動的に資格を取得できる

メンタルケアカウンセラー

メンタルケアに関する基礎や心の病気に関する知識、カウンセリング技術などの初歩を押さえていることを証明できる民間資格です。

【メンタルケアカウンセラーの概要表】

認定団体・メンタルケア学術学会
・生涯学習開発財団
・ヘルスケア産業推進財団
独学不可能
取得方法レポートを提出し、修了認定テストに合格する
費用5,600円
学習時間の目安約3ヶ月間
更新の有無なし

講座の受講中にレポートを複数回提出し、修了認定テストに合格することで、自動的に資格が交付されます。取得の難易度が極めて低いため、これだけで就職・転職を実現させるのは難しいものの、ステップアップ・キャリアアップの第一歩として取得すると便利です。

<メンタルケアカウンセラー資格の取得方法>

  • テキストを使って学習し、添削課題で一定の成績を残す
  • 修了認定テストを受験して合格すると資格を取得できる

まとめ

メンタル心理カウンセラー資格は、心理カウンセラーが取得すると便利な資格のひとつです。認定講座を受験する必要があり、独学はできません。しかし試験の難易度は低く、テキストを見ながら自宅で受験に臨めますから、まずはひとつ資格を取得しておきたいという方に受験をおすすめします。

実際に心理カウンセラーを目指したい方におすすめの通信講座2選

今回は初心者でも在宅でプロの心理カウンセラーを目指せるおすすめの資格通信講座を二つご紹介します。

①「あなたに最適な資格が13種類から見つかる」諒設計アーキテクトラーニング

心理カウンセラーに関する13種類もの資格取得が可能なため、カウンセリングの方向性が明確な方におすすめの講座です。 例えば、子どもや夫婦・家族を相手にした心理カウンセラー資格など対象者に合わせた資格取得講座から、音楽療法が学べるメンタル心理ミュージックアドバイザーなどのカウンセリング方法が異なる資格講座まで幅広く選択することが可能です。 また、試験免除講座や個別指導も準備されているので忙しい方やしっかり学びたい方でも安心して受講できます。

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②「女性のための資格通信講座」SARA School JAPAN

日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)や日本インストラクター技術協会(JIA)認定校のこちらは、『すべての女性は輝ける』をテーマにした”女性のための資格通信講座”で、 心理カウンセラーを目指す女性におすすめです。 また、心理カウンセラー資格では講座を受講し課題を提出するだけで資格取得が可能というプランもあり、安心して受講できるのも魅力の一つ。 完全在宅のみで最短1か月で2つの心理カウンセラー資格が同時に取得できるため、仕事や家事・育児に忙しい方でも取得しやすい環境になっています。

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