" alt="スポーツトレーナー資格の仕事における資格の必要性とは?職場での仕事内容や代表的な資格を紹介">
教室おけいこ見つけ隊コラム Vol. 102
スポーツトレーナー資格の仕事における資格の必要性とは?職場での仕事内容や代表的な資格を紹介
2023.05.17
近年はスポーツ選手ではない一般の人も、健康維持やダイエット目的で筋トレを始めとしたトレーニングを行っており、トレーニングに関わる道具や情報の需要が高まっています。
そんな中、スポーツトレーナーはトレーニング全般の知識を教えられるプロとして、様々な職場で活躍を見せています。

本記事では、スポーツトレーナーについて、仕事における資格の必要性や主な職場と仕事内容、スポーツトレーナーの代表的な資格などをまとめました。
目次

01スポーツトレーナーについて

スポーツトレーナーとは、運動や筋トレをする人に対して、正しい筋トレ方法の指導や運動の補助などを行うプロの総称です。
元々の意味ではスポーツ選手に付くトレーナーでしたが、近年では本格的なトレーニングをする一般の人が増えたので、幅広い意味でこの呼称が使われています。
それに伴って、スポーツトレーナーが指導する範囲も、トレーニング機材の使用法に留まらず、食事における栄養管理など、運動以外の部分で指導が必要になる場合があります。
また、運動の目的も筋肉を付けた人もいれば、ダイエット効果を期待する人もいるので、人に合わせたトレーニング方法や食事管理が必要です。

02スポーツトレーナーの資格の必要性と学習方法

スポーツトレーナーとして指導を行う際は、トレーニングする人の安全を確保する必要があり、間違った指導をしてしまうと、怪我や事故に繋がってしまいます。
また、トレーニングに関わる栄養素も正しい知識がなければ、筋肉が付かなかったり、かえって脂肪がついてしまったりする可能性があります。
そのため、トレーニングする人がスポーツトレーナーを選ぶ際には、正しい知識やスキルを明らかにしている人が選ばれるのです。
スポーツトレーナーとして利用者から選ばれるためには、勤務先で資格が必要ないとしても、知識やスキルを証明するスポーツトレーナー資格が必要だと言えます。
スポーツトレーナーに必要な知識を習得する方法は、体育系の専門学校や大学、通信講座などが候補として挙げられます。
その中でも体育系の専門学校や大学は、実践的なトレーニングを伴いながら知識を身に付けられますが、卒業するまで年単位の時間を要する学習方法です。
今の仕事をすぐに辞められる人やまとまった時間を確保できる人なら選んでも良いですが、現実的には選ぶのが難しい人も多いでしょう。
一方、通信講座は、スポーツトレーナー資格の発行元と連携した講座があり、基本的には半年から1年間で学習が完了する方法です。
学習時間や場所も好きなタイミングを選べる講座が多く、今の仕事を続けながらでも十分に学習できます。
学習方法に悩んでいる場合は、学習しやすい通信講座がおすすめです。

03スポーツトレーナーの仕事内容・主な勤務場所・年収

スポーツトレーナーの仕事はトレーニングの指導が中心になりますが、勤務場所によって指導する内容や人数などが異なってきます。
スポーツトレーナーとして仕事する場合の勤務場所や年収などを紹介します。

3-1スポーツ教室の講師

スポーツ教室の講師として働く場合は、多人数に対して同時に指導していきます。
トレーニングの足掛かりとして通い始める人が多いので、初心者にもわかりやすい内容や基本的な部分をしっかり教えるような工夫が必要です。
勤務場所は、店舗として経営している教室以外にも、カルチャーセンターや市民体育館など広いスペースを確保できる施設を借りるパターンがあります。
年収は350万円前後が基準です。

3-2ジムインストラクター

ジムインストラクターとして働く場合は、個人に対して指導していき、必要に応じて専門的な知識を活用する必要があります。
近年ではジムに通い始める筋トレ初心者も多いため、トレーニング機材の安全な使用方法などは、よく指導する内容になるでしょう。
年収は300万円前後が基準です。

3-3パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーとして働く場合は、個人に対して指導していき、目的に特化したトレーニングや食事方法などを教えていきます。
運動の様子や体重の経過などを参考にしながら、個人に合わせたトレーニングメニューを構築していくのが主な仕事です。
勤務場所は、指定されたジムに出向くパターンや、マンションの一室などを借りて利用者に来て貰うパターンがあります。
場所を借りる場合、利用者の目的によってはトレーニング機材を使用する必要が出てくるので、機材の置いてる場所の方が経済的に安く済みます。
年収は350万円前後が基準です。

04スポーツトレーナーとしてのやりがい

スポーツトレーナーとして仕事を続けるやりがいになるのは、利用者がトレーニングを継続してくれて、その成果を実感している姿を見た時です。
近年のトレーニング需要は高まっていますが、一方で全ての利用者が継続的にトレーニングができるわけではなく、途中で通わなくなる人も多数います。
そんな中で、継続できるような工夫や声のかけ方などを考えるのも、スポーツトレーナーの仕事であり、人によって違いが出てきます。
そして、継続した利用者がダイエットなどの目的を果たせると、スポーツトレーナー自身も大きな達成感を得られて、次のモチベーションに繋がるのです。
一方で、スポーツトレーナーとして長く仕事を続けるために気を付けたいのは、割り切る気持ちも必要なところです。
利用者がトレーニングを辞めてしまう理由には、経済的な都合や身体に合わなかったなど、スポーツトレーナーとは関係ない部分が理由になる場合もあります。
そのため、辞めた理由が全てスポーツトレーナーのせいというわけではなく、責任を感じ過ぎる必要はないのです。
日頃の指導で良くなかった点を反省する必要はありますが、失敗を割り切って次の指導に切り替えられる心構えがあると、長く仕事を続けられます。

05スポーツトレーナーの代表的な資格

スポーツトレーナー資格は様々な協会や企業が発行していて、発行元ごとに証明する知識やスキルに違いがあります。
スポーツトレーナー資格の中でも代表的な資格を紹介します。

5-1筋トレスペシャリスト

筋トレスペシャリスト資格は、一般社団法人の日本能力教育促進協会(JAFA)が発行している資格です。
JAFAは、現代のニーズに合わせた分野の知識を証明する資格を取り扱っています。
筋トレスペシャリスト資格では、筋トレの実践メニューと食事管理について専門的な知識を身に付けていると証明できます。

5-2筋トレインストラクター

筋トレインストラクター資格は、日本インストラクター技術協会(JIA)が発行している資格です。
JIAは、特定分野の知識やスキルを他人に教えられる実力を証明する資格を取り扱っています。
筋トレインストラクター資格では、筋トレに必要な道具や手順を理解し、個人に合わせて効率的な筋トレメニューの構築などができる実力があると証明できます。

5-3トレーニングサポーター

トレーニングサポーター資格は、日本生活環境支援協会(JLESA)が発行している資格です。
JLESAは、生活に根付く専門分野について知識を証明する資格を取り扱っています。
トレーニングサポーター資格では、トレーニングの実践方法と共に、トレーニング効果を高める食品や有酸素運動、ストレッチ方法などの知識が身に付いていると照明できます。

06スポーツトレーナーになるためにおすすめの資格

スポーツトレーナーとしての指導には、資格の有無は問われませんが、利用者から選ばれるのは、トレーニングに関する知識やスキルを提示できる人です。
代表的なスポーツトレーナー資格を1種類でも取得しておけば、利用者に提示する安心材料になり、ジムなどに就職する際もトレーニングに理解のある人物として一目置かれます。
そんな代表的な資格の中で、スポーツトレーナーになる際におすすめの資格を紹介します。

6-1筋トレインストラクター

スポーツ教室の講師やジムインストラクターとして仕事を始めようと考えている人には、「筋トレインストラクター資格」がおすすめです。
トレーニングに関わる項目を教えられる実力を提示できる資格なので、多くの人に指導する機会がある仕事に適しています。
また、筋トレメニューの構築の知識も証明できるため、個人的な指導を行うパーソナルトレーナーでも資格は役立つでしょう。
以下は協会が開催する資格試験の概要です。

受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上
申込方法 協会の公式サイトの資格ページから

また、試験日程は以下のようになっています。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回)
申込期間 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで
例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで
試験期間 該当月の20日から25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日)
合格発表 翌々月の10日

JIAの資格試験は2ヶ月に1回開催されており、受験の条件は設けられていません。
在宅受験は答案用紙が自宅に送られてきて、取り組んだ後に返送する形式なので、試験会場に行かなくても受験できます。

6-2トレーニングサポーター

パーソナルトレーナーとして仕事を始めようと考えている人は、「トレーニングサポーター資格」がおすすめです。
トレーニングの基礎と組み合わせられる食品や運動の知識を提示できる資格なので、個人に合わせてトレーニングメニューを構築するパーソナルトレーナーに適しています。
また、基礎が整っていれば、多人数に教える職場でも十分に活用できる資格になります。
以下は協会が開催する資格試験の概要です。

受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上
申込方法 協会の公式サイトの資格ページから

また、試験日程は以下のようになっています。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回)
申込期間 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで
試験期間 該当月の20日から25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日)
合格発表 翌々月の10日

JLESAの資格試験も2ヶ月に1回の開催で、試験月に受験するには1ヶ月前の申し込みが必要になります。
答案の提出期限は30日必着になっているので、試験期間は長めに設けられていますが、資料が届き次第早めに取り組むようにしましょう。

07資格取得におすすめの資格講座

おすすめ資格で紹介した2種類のスポーツトレーナー資格には、資格協会が試験向けの講座として認定した2つの通信講座があります。
講座内では試験対策になる教材で学習を進められるだけでなく、2種類の資格を同時に取得できるようなサポート体制が整っています。
資格取得向けのおすすめ通信講座を紹介します。

7-1筋トレインストラクターW資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングでは「筋トレインストラクターW資格取得講座」が、2種類のスポーツトレーナー資格試験向けの内容になっています。
基本講座の概要は以下の通りです。

対象となる資格 筋トレインストラクター
トレーニングサポーター
受講料 59,800円
分割:3,300円×20回(初回4,276円)
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回

教材は現役のスポーツトレーナーから監修を受けていて、各資格試験の過去問から製作された練習問題などで学習できます。
資格試験への申し込みは別で行わなければいけませんが、基本講座だけで2種類の資格の知識を同時に身に付けられます。
スペシャル講座の概要は以下の通りです。

対象となる資格 筋トレインストラクター
トレーニングサポーター
受講料 79,800円
分割:3,800円×24回(初回3,891円)
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回+卒業課題1回

カリキュラムは基本講座と変わりませんが、教材の中に卒業課題が追加されています。
卒業課題は資格協会が認定した課題で、受講期間内に提出が完了すると、2種類のスポーツトレーナー資格が同時に発行されます。
提出した時点で資格の発行が確定するので、資格試験を受験するよりも確実に資格取得できる課題です。
2種類の資格を保有しておけば、1種類の時よりも専門的な知識の理解度が高いとアピールできるので、就職や利用者に提示する時に役立ちます。

7-2筋トレ資格取得講座 | SARAスクールジャパン

SARAスクールジャパン「筋トレ資格取得講座」が、2種類のスポーツトレーナー資格試験向けの内容になっています。
基本コースの概要は以下の通りです。

対象となる資格 筋トレインストラクター
トレーニングサポーター
受講料 59,800円
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回

教科書や問題集で学習を進めていき、5回の添削課題によって学習状況を確認していきます。
また、受講期間内の質問は何度でも無料で受け付けており、資格試験までに疑問を残さないような学習ができます。
プラチナコースの概要は以下の通りです。

対象となる資格 筋トレインストラクター
トレーニングサポーター
受講料 79,800円
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回+卒業課題1回

基本コースの内容に資格協会が認定した卒業課題が付属したコースとなります。
課題の提出は受講期間内のみの受け付けになっており、卒業課題を提出できなかった場合は、2種類の資格試験を改めて受験する必要があります。
カリキュラム上は6ヶ月あれば十分に間に合う内容ですが、時間がある時にはまとめて学習を進めておきましょう。

08職場に合わせた指導を行えるスポーツトレーナーになる

スポーツトレーナーは、スポーツ教室の講師やジムインストラクター、パーソナルトレーナーとして活動しており、それぞれの職場で教える人数や内容が異なっています。
その活動の中では様々な理由から利用者が辞めてしまう時もありますが、継続的にトレーニングして貰えるような工夫を考えていく点が仕事の大きなやりがいになります。
スポーツトレーナーとして指導する立場を目指す人は、2種類のスポーツトレーナー資格に対応する通信講座で、卒業課題から資格を同時取得するのがおすすめです。
通信講座では無料の資料請求から教材サンプルやカリキュラムの例が貰えるので、情報を確認してスポーツトレーナーへの第一歩を踏み出してみてください。

エリアから見つける

北海道・東北
北陸
関東
東海
関西
中国・四国
九州・沖縄

ジャンルから見つける