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教室おけいこ見つけ隊コラム Vol. 114
キャンドル資格とは?難易度・取得方法・活躍の場紹介
2023.05.17
素敵なショップの飾り付けや、特別な時間の演出、または自分だけのリラックスタイムに欠かせないキャンドル。
材料は市販されているものが多く、自宅で比較的簡単に作れるため、趣味としてキャンドルを作っている方や気になっている方も多いのではないでしょうか。
趣味や特技にとどめず、スキルや知識を高めると人生の可能性が広がるチャンスがあるかもしれません。
ここでは、キャンドル職人として活かせる職業や必要な資格などを紹介します。
目次

01キャンドルについて

キャンドルの歴史は古く、紀元前3~4世紀ごろに世界各地で使われだしたと言われています。
はじめは蜜蝋から作られていましたが希少性が高いため、獣脂や植物なども使われるようになり、近年では石油由来の原料が主流です。
ろうそくとキャンドルはよく混同されがちですが、実は原料や製法が全く異なり、キャンドルのほうが火が小さく消えやすいなどの特徴があります。
キャンドルの炎には1/f揺らぎという癒し効果があると科学的にも立証されており、リラックスグッズとして欠かせない存在の一つです。
自宅で過ごす時間の増加や昨今の癒しブームで、キャンドルの需要や興味関心はますます高まっています。
需要の高まりとともに、キャンドルの知識がありオリジナルキャンドルを作れるキャンドル職人の活躍の場も、さらに広がっていくと期待できるでしょう。

02キャンドルの資格の必要性と学習方法

キャンドル職人になるのに必須な資格は、実はありません。
しかし、キャンドル製作の技術や知識を仕事に活かしたい、キャンドル職人のプロフェッショナルとして活躍したいのであれば、資格取得がメリットになるでしょう。
取得した資格は、キャンドル製作の知識やノウハウを一定以上持っていることの客観的な目安となるためです。
資格取得の学習方法は様々あり、一般的には3つの方法があります。
一つ目は、キャンドルの専門スクールなどに通う方法です。
実践的な技術などを講師から直接学べて、疑問などもその場で解決できるのが学習方法として優れている点と言えるでしょう。
しかし通学や受講時間も長いため、時間にゆとりがある方には可能ですが、家事や仕事と両立しながら資格取得を目指すのは難しいかもしれません。
2つ目は、書籍や動画などを利用して、独学で学ぶ方法です。
学習にかかる費用が書籍などに限られるので低く抑えられますが、手探りで進めることになり時間もかかるため、根気も必要になるでしょう。
3つ目は、資格講座で取得を目指す方法です。
民間団体主催の講座が複数あり、資格取得への最適なカリキュラムが組まれているので、効率的な学習ができます。
また、通信講座もあり好きなタイミングで学べるため、家事や仕事の隙間時間などを活用できるのも魅力です。

03キャンドル職人の仕事内容・主な勤務場所・年収

キャンドル職人として働く場合、職業や勤務場所、実績などにより年収は大きく変動します。

3-1キャンドルの製作・販売

オリジナルキャンドルをハンドメイドのオンラインショップやインテリアショップなどに持ち込んで販売できます。
最近ではおうち時間の増加に伴いインテリアの需要も高くなっており、キャンドルを取り扱う店舗も増えています。
年収は生産個数や売上などのばらつきがあるため一概には言えませんが、300~400万円が平均です。
軌道に乗り自分のショップを開業できると、さらなる年収アップも期待できます。

3-2講師・インストラクター

キャンドル教室や講座、ワークショップなどでインストラクターとして活動できます。
カルチャースクールや企業に雇用されて講師として働く場合、条件にもよりますが300~400万が基準です。
またはキャンドル教室の開業や、フリーランスとして講演依頼を受けるなど個人で活動する場合は、規模にもよりますが自由に受講料などを設定できるためこの限りではありません。

3-3空間装飾デザイナー

キャンドルは単体だけでなく、キャンドルが作りだす光や影などを利用して、空間全体を装飾できます。
企業のレセプションや展示会などイベントの装飾や、店舗空間のデザイン、または撮影現場など、キャンドルを活用した空間作りにノウハウが活かせます。
知名度や実績が上がると、キャンドルに限らず幅広い分野や業種で活動できるため、高い報酬も期待できるでしょう。

04キャンドル職人としてのやりがい

キャンドル職人としてのやりがいを感じるのは、製作したキャンドルや知識・技術で人を笑顔にできたときでしょう。
キャンドルの炎の揺らぎや香りなどには人を癒す効果があり、キャンドルの光や色合いは空間や時間を特別なものにしてくれます。
自分の作ったキャンドルでリラックスしてくれたり、笑顔になってくれたと実感できたりすれば、キャンドル職人としてこれ以上のやりがいはないでしょう。
また、キャンドル職人は自身の技術やノウハウを他者に伝えることで、キャンドル製作の楽しさやそれを学ぶ有意義な時間を提供しています。
キャンドルそのものだけでなく、作る過程でも人を楽しませられますね。
キャンドルアートは作る楽しさ、飾る美しさ、火をともしたときの変化など、段階ごとに様々な魅力があります。
材料や形も多種多様で、色を足したり香りをつけたり、火をつけたときの変化を工夫してみたりと自由自在に創作できるため探求心が尽きません。
創意工夫をくり返すうちにキャンドル製作の技術が向上し、作品という目に見える形で上達を実感できるのも、さらなるやりがいにつながるでしょう。

05キャンドル職人の代表的な資格

キャンドル職人の資格は複数ありますが、その中でも代表的な資格は3つです。
以下はそれぞれの概要です。

5-1キャンドルアーティスト(JIA認定)

日本インストラクター技術協会(JIA)が認定するキャンドルアーティスト資格です。
オリジナルキャンドル製作の技術や知識を習得し、他者に指導できると判断された場合に取得できます。
取得後は、ワークショップやカルチャースクールで講師活動なども行えます。

5-2キャンドルデザイナー(JDP認定)

日本デザインプランナー協会(JDP)が主催・認定するキャンドルデザイナー資格です。
オリジナルキャンドル製作の知識、技術が一定以上に達していると判断された場合に取得できます。
資格取得後は文字通りキャンドルデザイナーとして活動できるようになり、講師やインストラクターなどでも活躍できます。

5-3認定キャンドルアーティスト(JCA認定)

日本キャンドル協会(JCA)が主催・認定する認定キャンドルアーティスト資格です。
キャンドル製作の基礎はもちろん、企画・提案などマーケティングのスキルも習得したプロフェッショナルと公式に認定された場合に取得できます。
認定キャンドルアーティストの試験を受けるには、まずJCAのキャンドルクラフトコースの受講が必要です。

06キャンドル職人になるためにおすすめの資格

キャンドル職人として働く際に、要件となる資格はありません。
しかし、資格取得はキャンドル職人としての実力や技術があると効果的にアピールできます。
講師などで勤務したい際は、資格保有者のほうがスキルに対する信頼感を与え、差別化も図りやすくなります。
火を取り扱う特性がある以上、専門性が求められるので販売などの際も安心感を与えられるでしょう。
キャンドルに関する資格は複数ありますが、その中でもおすすめの資格を2つ紹介します。

6-1キャンドルアーティスト(JIA認定)

日本インストラクター技術協会(JIA)認定のキャンドルアーティストは、基本的な製作技術とさらにインストラクターとしてのノウハウも習得できる資格です。
キャンドル教室やワークショップなどで人に教えたい、キャンドルの魅力を伝えたいという方はキャンドルアーティスト資格がピッタリでしょう。
以下はJIAが主催する資格試験の概要です。

受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
申込方法 インターネットからの申し込み

資格検定試験日程は下記です。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催(偶数月)
申込期間 該当月の1ヶ月前の初日~末日まで(例:2月開催の場合1月1日~30日まで)
試験期間 該当月の20~25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日必着)
合格発表 該当月の翌々月の10日

試験では材料の種類や、よく使われる技法、色や演出についてなどキャンドルの知識が問われます。
受験資格は設けられていないため、初心者の方でも受験しやすいという特徴があります。
日本インストラクター技術協会(JIA)は、教える力を中心とした技術水準の向上や資格の社会的地位の確立などを目指している協会です。
講師やインストラクターとして活躍したいと考えている方に、特におすすめと言えます。

6-2キャンドルデザイナー(JDP認定)

日本デザインプランナー協会(JDP)が主催・認定するキャンドルデザイナー資格は、キャンドルの幅広い知識があると判断された場合に認定される資格です。
資格の取得はオンラインショップやイベントなどでオリジナルキャンドルを販売する際や、空間装飾などコーディネーターの活動も後押ししてくれるでしょう。
以下は、キャンドルデザイナー資格の試験の概要です。

受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
申込方法 インターネットからの申し込み

試験日程の概要は下記です。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催(偶数月)
申込期間 該当月の前月初日から末日まで(例:2月開催の場合1月1日~30日)
試験期間 該当月の20日~25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日)
合格発表 該当月の翌々月の10日

日本デザインプランナー協会(JDP)はデザインスキルのレベルが一定以上であることを認定し、スキルを現場で有効活用できる人材の育成を目指す協会です。
資格取得により、キャンドルのデザイン能力を活かした汎用性のある活動ができます。
キャンドルアーティスト資格と同様の試験日程で、在宅での受験が可能なため、多忙な方でも受験しやすいのがポイントです。
どちらも答案提出期限が30日必着(2月は28日必着)なので、余裕を持って受験に臨みましょう。

07資格取得におすすめの資格講座

キャンドルアーティスト資格・キャンドルデザイナー資格には協会認定の通信講座があり、受講から資格試験まですべて自宅でできるのでおすすめです。
特に以下2つの通信講座では、キャンドルアーティスト・キャンドルデザイナー資格の同時取得を目指せるため、大きなメリットとなるでしょう。
以下はそれぞれの通信講座の概要です。

7-1キャンドルデザイナーW資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングでは、キャンドルアーティスト・キャンドルデザイナーの同時取得を目指せます。
さらに、試験免除で資格取得できるスペシャル講座と、初期費用を抑えられる基本講座の2つの講座が用意されています。
基本講座は以下の通りです。

対象となる資格 キャンドルアーティスト
キャンドルデザイナー
受講料 59,800円
分割3,300円×20回(初回4,276円)
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数 5回

スペシャル講座は以下のようになっています。

対象となる資格 キャンドルアーティスト
キャンドルデザイナー
受講料 79,800円
分割3,800円×24回(初回3,891円)
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数 5回+卒業課題1回

基本講座は個人で受験して合格する必要があるため、受講してから取得を目指すと合否判定まで約3ヶ月強かかります。
スペシャル講座では受講後、卒業課題を提出するとキャンドルアーティスト・キャンドルデザイナー資格を確実に取得できます。
早期に資格を取得してキャンドル職人に活かしたい方には、スペシャル講座がおすすめです。

7-2キャンドル資格取得講座 | SARAスクールジャパン

SARAスクールジャパンでは、キャンドルアーティスト・キャンドルデザイナー資格の同時取得を目指せる通信講座があります。
初期費用を抑えられる基本コースと、受講後に卒業課題を提出すると資格が認定されるプラチナコースの2種類のコースがあります。
基本コースは下記の通りです。

対象となる資格 キャンドルアーティスト
キャンドルデザイナー
受講料 59,800円
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数 5回

プラチナコースは以下の通りです。

対象となる資格 キャンドルアーティスト
キャンドルデザイナー
受講料 79,800円
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数 5回+卒業課題1回

プロ講師が監修した教材と綿密なカリキュラムが用意されているため、初心者の方でもキャンドルの知識や技術を着実に習得できます。
また、専属のスタッフが受講生をサポートしてくれて何度でも質問ができるため、挫折することなく安心して学べそうです。


どちらの通信講座にも充実したサポートがあり、同時取得を目指せるコースを含む2つのコースが用意されています。
複数の資格取得は必要ないかと思われるかもしれませんが、両方の資格を保有することで、よりキャンドルへの知見の深さや熱量を効果的にアピールできるでしょう。
費用をできるだけ抑えたい方には基本的なコース、もともと両方の資格を目指していた方や確実に資格を取得したい方には試験免除のコースがおすすめです。
それぞれのホームページで確認し、自身の目的に沿った講座を検討してみてください。

08資格取得で好きなことを仕事にできるチャンスがある

キャンドルアーティスト・キャンドルデザイナー資格の取得後は文字通りキャンドル職人としてキャンドルの販売や、ワークショップなどで講師やインストラクター、また異業種でも空間デザイナーなどとして活躍できます。
キャンドル製作の技術やセンスを磨いて、自宅でキャンドル教室の開業や、キャンドル専門店の経営、フリーランスとして講演活動などで高収入を得ることも不可能ではないでしょう。
キャンドルが好きで自宅で作っている、興味があるという方は副業や本業につながるチャンスがあり、資格取得で可能性はより高まります。
自分の作ったオリジナルキャンドルが人を笑顔にしたり、ものづくりを追求して上達を実感したりするのは、人生にとっても大きなやりがいにつながります。
キャンドル職人に興味がある方は、華やかな場面で活躍する自分を想像しながら、一度資格講座の資料を見てみてください。

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